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今月のコラム
 

コラム 2020.6】

感染拡大防止への取り組み

日経新聞新型コロナウイルスの感染拡大で、清掃・ビルメンテナンスの業務に携わる私たちの責任が増しています。

政府の新型コロナウイルス感染症対策専門会議は、「今後、感染拡大の予防と社会経済活動の両立を図っていくに当たっては、特に事業者において提供するサービスの場面ごとに具体的な感染予防を検討し、実践することが必要になる」と提言しました。

私たちは、これまでビルや商業施設などの清掃・メンテナンス業務を行うにあたって、「そこで働く人々、そこに出入りする人々が気持ち良く利用できるように」と心を込めて作業にあたってきました。今後は、それに加えて「感染拡大防止」という大きな使命が加わったと考えています。

そこで話題となっているのが、空気触媒作用によって抗ウイルス効果を発揮する製品「空気触媒セルフィール」。先日JR西日本が、在来線の全車両5200両にセルフィールを使った抗菌加工をすると発表して、作業の様子を報道陣に公開しました。

セルフィールは、大阪の化学メーカー、ニチリンケミカル株式会社が開発した製品で、抗ウイルス効果だけでなく、抗菌・防カビ、消臭、防汚などの効果があり、しかも空気触媒であるため、一度施工すると素材が劣化しない限り半永久的に効果が持続するというものです。

この製品は、抗菌、防臭・防カビ、またシックハウス対策として、すでに病院、学校、オフィス、分譲マンション、戸建住宅、電車、バス、飛行機、繊維等、多くの場面で利用されています。

当社においても、セルフィールの施工技士資格を取得した従業員を配置し、神戸市・兵庫県・近畿圏において、これからますます必要となる感染拡大防止のための業務を積極的に行い、より社会に貢献できる企業としてレベルアップしていきたいと思っています。
(写真は日本経済新聞ウェブサイト5月22日付)

 


 


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【コラム 2018.2】

世界ビルメンテナンス大会

コラムイメージ昨年4月に「第21回世界ビルメンテナンス大会」が東京で盛大に開催され、世界各国から関係者が集いました。開会式では、寛仁親王妃信子殿下や安倍晋三首相はじめ政治家の祝辞もあり、ビルメンテナンスの意義や役割をあらためて確認する機会となりました。

大会のテーマは、「"文化を紡ぐ"~豊かな暮らしを演出するビルメンテナンス業~」というものでした。私たちの生活の場、またビジネスの現場となっている都市部では、ビルはまるで空気のごとく当たり前に存在し、欠かすことのできないものとなっています。

このビルの利用者に対して、安全・安心・快適をもたらす仕事が、ビルメンテナンス業です。東京では2020年のオリンピック開催に向けてビル建設が加速し、神戸など関西の地方都市でもビルメンテナンスの需要は、今後も高まっていくことでしょう。

ビルメンテナンス、とりわけビルクリーニングなど清掃の仕事は、若い人たちにとって必ずしも人気のある業種ではありません。しかし多くの人が利用する建築物であればあるほど、毎日汚れが蓄積していきます。ビルが効率よく快適に利用されるには、ビルメンテナンスはなくてはならないものであり、今後も景気の好況・不況に関わらず必要とされる重要な業務です。

「世界ビルメンテナンス大会」は、今年はドイツで開催されます。東京大会の開会式での皇族や政治家の言葉を待つまでもなく、この仕事はやりがいと誇りを感じることのできる業種です。若い方々が、私たちの業界に興味や関心を持ってくださることを願っています。

 


 


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【今月のコラム 2015.4】

ビルメン・清掃業界の追い風

空港新年度となり、企業の多くが新入社員を迎えました。

今年度の新入社員のタイプは「消せるボールペン型」だそうです。そのココロは「見かけはありきたりだが、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を持っている。しかし摩擦熱に弱く、熱血指導されると色(個性)が消えてしまう」とのこと(公益社団法人日本生産性本部)。

正直、ビルメンテナンスや清掃業というジャンルは新卒の若者にとって人気業界ではないでしょう。それでも、この業界を志した若い人たちには大いに期待したいと思います。

景気の回復基調に伴う建設需要が高まりや、高齢化の影響もあって戸建よりもマンションを求める傾向があることなどは、この業界の追い風でもあります。

生まれてこのかた長期不況の中で育ったためか、どこか自信に欠ける若者たちが、日本人の誇りを取り戻す傾向にあることは、日本にとっての追い風です。いま書籍やテレビ番組でも、日本や日本人に対する海外からの高評価を積極的に取り上げています。

海外から日本に訪れる人と話す機会があると、きまって町や施設の清潔さに驚かれます。事実、羽田空港が2年連続で「世界一清潔な空港」に選ばれ、海外の記者が「日本の清潔さは世界一」などと書いている記事もしばしば見かけます。

ビルメン・清掃業界にとって、これらの世界一を支えている業界であること、またその事が一般の方々にも認識されてきたことが最大の追い風と言えるのではないでしょうか。

しかし、最初から日本の街が清潔だったわけではなく、そのきっかけになったのが1964年の東京オリンピックでした。2020年、再びオリンピックが日本にやってきます。これを機に、日本のビルメン・清掃業界はどのような飛躍を遂げるのでしょうか。

若い人たちの柔軟で斬新な発想に期待し、それらが少しでも確かな形になることができるよう、業界を上げてサポートできる体制づくりを心がけたい思います。

 


 


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【今月のコラム 2015.3】

転居時のお掃除

引っ越し荷物年度末・年度初めは、私たちの業界も大変多忙な時期です。

また、この時期は異動や転居の季節でもあります。ビルメンテナンス・清掃業の一部門としてハウスクリーニング事業の比重が高まっており、当社でもお客様に対してのサービスを強化しています。

お客様に注意していただきたいことは、賃貸住宅の転居の際のクリーニングに関してトラブルです。

賃貸住宅の場合、「入居前と同じ元通りの状態で返す」というのが基本ルールなのですが、「日常生活での小さな傷や汚れ、普通に消耗する箇所」などは、その限りでないとされています。

この時、どの程度の事をどちらが負担するかで、トラブルになることが多いのです。その解決のための参考になるのが、国土交通省がさだめたガイドラインです。

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/honbun.pdf

自然消耗や経年劣化も考慮に入れて計算するように定められていますので、長く住んだからといって退出費用が高くなることはありません。ただし、入居者が手入れや掃除を怠った場合には、基本的に入居者の負担となります。

具体的には、エアコンなどが手入れ不足によって故障した場合は、水回りの掃除がされていなくてカビが発生した場合。また、タバコのヤニや台所の油汚れなどもひどい場合には、入居者負担となることが多いです。ですから、トラブルを避けるためにも、毎日こまめなお掃除が大切です。

お清掃はきれいになって気持が良いだけなく、トラブルを避けることにも役立っているわけですね。

 


 


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【今月のコラム 2015.2】

「清掃のプロ」としての誇り

新津さん2月2日、NHKのTV番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、「清掃のプロ」スペシャルが放送されました。

番組で紹介された新津春子さんは、清掃の技能選手権で最年少優勝した経験を持つこの業界のプロ。2年連続で「世界一清潔な空港」に選ばれた羽田空港が彼女の職場です。通常の清掃では落ちなかった冷水機のステンレスの汚れを、何種類もの洗剤を使ってピカピカに磨き上げていく様子や、一見きれいに見える床のホコリも見逃さない厳しい目が紹介されていました。

そして、その技能とプロ意識を支えている信念は「やさしさ」だといいます。その施設や設備を使う人のことを考え抜きます。床が光っていれば良いわけではなく、そこで這いつくばる幼児や赤ちゃん、またアレルギーを持つ人への影響まで考え抜いて清掃をしているのです。

「心を込めないと、きれいにできない」というのが口癖。どこまでも人のことを思い、心を込める。清掃を極める新津さんの姿に、私たちは同業者として共感し誇りに思うと同時に、心が引き締まる思いでした。

番組で紹介されたもうひとりのプロが、高所窓ガラス清掃の羽生田信幸さん。一瞬の油断が命に関わる仕事であるため、慣れを恐れ初心者であり続けろと自戒しているといいます。ここにも深い哲学を感じます。

両人とも、清掃業界のプロ中のプロ。番組をご覧になった方は、私たちの仕事の本質を感じていただけたのではないでしょうか。

「お掃除のプロ」がキャッチフレーズの我が社。これからも清掃業への誇りを持ち、清掃を極められるよう心を込めていきたいと思います。

(画像はNHKホームページ)

 


 


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【今月のコラム 2015.1】

女性が輝く日本、ビルメン業界から

イメージ写真ビジネスの世界でも女性の活躍が期待されています。

政府も「女性が輝く日本へ」というスローガンを掲げて、女性役員の増加、職場復帰や再就職の支援、起業支援などを進めようとしています。

その中でも、主婦の経験を生かせる職場、子育ての経験が生む起業など、女性が即戦力で活躍できる業種が牽引車となるでしょう。

私たちビルメンテナンスやハウスクリーニングの業界がまさにそれ。当社でも「ハウスクリーニング・家事代行」の部門を拡充して、多くの主婦スタッフが働いています。

スタッフの中には、顧客企業様の清掃スタッフとして表彰を受けた女性もいます。汚れたものがきれいになっていく喜び、そして顧客からの感謝の言葉が何より嬉しい・・・多くのスタッフが、生き生きとした笑顔でそう言います。

女性が輝く日本は、私たちの業界から。そういう誇りと自覚をもって業務に取り組んでいきたいと思います。

 


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